プレイステーションで発売された『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』。ドラクエシリーズの中でも特に“長くて重い”というイメージが強い本作ですが、今回あらためて2周目の再プレイをしてみました。
当時の記憶をたどりながら遊んでいると、「あの頃は気づかなかったな」と思えるシーンやセリフがたくさんあって、改めてこのゲームの奥深さと独特の構成に驚かされます。
とはいえ、今の時代にあえて遊ぶのって、テンポ的にもストーリー的にもどうなんだろう?と気になる人も多いはず。
この記事では、ドラクエ7を**再プレイして見えた魅力・気になる点・今でも通用するのか?**を、当時と今を比べながら率直にレビューしていきます。
石版で世界が広がっていく感覚はやっぱりワクワクする
最初は世界に島が一つだけ。そこから石版を集めて、少しずつ失われた大陸を復活させていく――ドラクエ7の構成はとにかく独特です。
ストーリーが進むごとに「おっ、また新しい場所が出た!」と、世界が広がっていくのを体感できるのがこのゲームの面白いところ。2回目のプレイでもこの感覚は健在で、先がわかっていてもやっぱりワクワクしました。
ただし、最初の戦闘までがとにかく長い。今遊ぶと「やっぱりここまで地味に長いな…」と感じるかもしれませんが、序盤のスローペースも含めて“味”だと思える人には合っていると思います。
小さなエピソードの積み重ねが心に残る
ドラクエ7のストーリーは、各地の「過去の事件」をひとつずつ解決していくオムニバス形式。その内容がどれも意外と重く、考えさせられるものが多いです。
再プレイだと「あれ、ここのセリフってこんなに意味深だったっけ?」と新しい発見があって、まさに“2周目だからこそ楽しめる”深みがあると感じました。
ボリュームは圧倒的。でもテンポはやっぱり遅め
ドラクエ7といえば、そのとんでもないボリューム。普通にプレイしてもクリアまでに80〜100時間かかります。石版集めや職業熟練度上げもあるので、寄り道しているとあっという間に時間が溶けていきます。
2回目のプレイでは流れをある程度覚えていたこともあり、スムーズに進められましたが、それでも「長いな!」と思う場面はちらほら。
特に後半は石版の見落としがちょっとした詰まりポイントになるので、攻略メモやマップを手元に置いておくと安心かもしれません。
ドラクエ7、どんな人に向いてる?
このゲーム、正直テンポは良くないです。でも、その分だけじっくり楽しめるタイプのRPGでもあります。
こんな人におすすめです:
- 時間をかけて物語を楽しみたい
- エピソードごとにじっくり考えたい
- 育成や職業システムが好き
- とにかくボリューム重視!
逆に「テンポ重視」「短時間で楽しめるゲームが好き」な方には、ちょっとしんどいかもしれません。
結論|時間をかけて“旅”したい人にぴったりなRPG
ドラクエ7は、派手な展開やスピード感がある作品ではありません。でも、丁寧に積み重ねられたストーリーと、登場人物たちの想いが胸に残るような、そんなRPGです。
2回目のプレイを終えて感じたのは、「やっぱりこれは“物語を旅するゲーム”だな」ということ。のんびり進めながら、忘れていた感情や出来事を思い出していくような、そんな不思議な時間を過ごすことができました。
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